自然しらべ2017 うなぎ目線で川・海しらべ! 参加のお誘い

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うなぎ目線で川・海しらべ!とは?

ニホンウナギは、川で育ち南の海で産卵して、再び川に戻ってくる生きものです。そんなニホンウナギがいま、大きく数を減らしています。環境省や国際自然保護連動(IUCN)は、将来の絶滅を心配し、絶滅危惧種に指定しました。ウナギがなぜ減ってしまったのか。今年の自然しらべでは、過去4回実施した「川しらべ」のデータも活用しながら、主な生息場所である川や干潟をしらべることで、その原因を探っていきます。

自然しらべへの参加協力のお願い

<なぜ川を調べるのでしょう?>
川に堰がたくさんあるとウナギが遡上できないからです!
スウェーデンで2010年に行われた研究では、1つの障害物に対してどれくらいウナギが越えられたかを調べました。結果は1つの堰などの障害物があると遡上成功率は30%でした。そのため1つの河川に堰が3~5か所もあると、ウナギが遡上できる確率はとっても低くなります。また、国内の研究では堰の高さが40センチを超えると、うなぎの遡上が難しくなることも分かっています。堰があることでウナギの遡上や生育に大きな影響を与えています。 そんな現状を全国各地でしらべます。ご協力お願いします。

<なぜ干潟を調べるのでしょう?>
海からやってくるウナギにとって大切な場所だからです!
ニホンウナギは南の海で産まれて、シラスウナギとなって黒潮に乗って日本の川にやってきます。成長してウナギとなって、産卵のために南の海に戻るまでの間、川を溯上して生育するもののほかに、溯上せずに河口や内湾に留まったり、海と川を何度も行き来するものがいることが研究から分かってきました。そのため、河口や内湾の干潟などの環境も大変重要です。

<実施期間>2017年5月1日(月)~9月30日(土)

参加者の皆さんには抽選で図鑑やグッズをプレゼント!
皆さんのご協力をお待ちしています!!

【詳しくはこちらをご覧ください】
http://www.nacsj.or.jp/shirabe/2017/05/1594/

<問合せ先>
公益財団法人 日本自然保護協会 自然しらべ係
shirabe2017@nacsj.or.jp
〒104-0033東京都中央区新川1-16-10ミトヨビル2F
TEL:03-3553-4102  FAX:03-3553-0139
※参加マニュアルを希望の方は、お名前、送付先住所、電場番号、必要部数、どちらで「自然しらべ」をお知りになられたかをお伝えください

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NACS-J自然しらべとは
「自然しらべ」とは、子どもから大人まで、身近な自然に出かけて全国同じテーマでしらべる、市民参加型プログラムです。「みんなで、みれば、みえてくる」を合い言葉に、日本自然保護協会が1995年から毎年続け、身近な自然の状況を知る「自然の定期健康診断」でもあります。集まった情報の結果を、学術協力者の方とまとめ、日本の自然を守る活動に活用します。「自然しらべ」ができるだけ多くの方に自然を観察してもらうきっかけとなり、自然への愛着と関心を高め、日本の生物多様性を守ることにつながってほしいと考えています。

 

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