ベビーモスリン物語~第3話~

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今回はベビーモスリンに藍染め(あいぞめ)を施した「BABY MUSLIN BLU(ブルー)」についてお話ししようと思います。まずはこちら!

青く染まったベビーモスリン

じゃん!
白くないモスリンです。
白いからこそ赤ちゃんの傷や汚れが見えて安心のベビーモスリンなのですが、リピーターのお客さまからこんな声が届くようになったのです。

「他の色も欲しい」と。

思い返せば白一択。これはこれでいい気がするのですが、確かに他の色が無いってのも味気ありません。
どうせ作るなら肌に優しいものを作りたいので化学的なプリントや着色ではなく、日本古来より親しまれてきた藍で染めることにしました。

人と藍の歴史ってのは調べれば調べるほど素敵で、藍染めが盛んだった江戸時代には紺屋(こうや)と呼ばれる専門の染屋が日本各地の村々にでき、庶民から将軍まで幅広く愛用されたとか。明治時代になって日本にやってきた外国人は、日本中に溢れる藍色に驚き、藍色をエキゾチックで特別な色に感じて「ジャパン・ブルー」と名付けたそうです。それらの多くは蓼藍(タデアイ)という植物で染色されていたといいます。「タデ食う虫も好きずき」のタデです。とっても辛くて虫の嫌いな成分が出ていることから「虫除け」としてタンスにタデの植物や、染色した衣類を入れていたそうです。更には止血効果もあるらしく、柔道着や剣道着の武道着が藍染めなのは防臭や止血の効果があるからとか。もちろん江戸時代にはそんな成分を計測する装置なんてなかったでしょうから経験則から「なんかいいぞこれ!」といった感じで暮らしに溶け込んでいったのだと思います。しかも!余談ですが、古来から肌荒れの民間薬として飲まれていた藍、最近ではマラセチア菌を抑制することからアトピー性皮膚炎に効果があると化学的に裏付けされています!すごい、、、すごいぞ藍、、、!

ベビーモスリンがさらに肌に優しくなって防臭性があり、抗菌性も防臭性も持って見た目がジャパン・ブルーだったら、これ赤ちゃんもママにも最高です。

もう早速取り掛かりました。
気仙沼の自然由来の成分のみで染色する藍染め工房へ持参です。

「たのもー!可愛く染めてくれ!」と。

※素敵な藍染め工房なので機会があったら藍染め工房についても触れたいと思いますが、今回は割愛。

藍染め工房を以前サニエルが取材しました!

突然の訪問にも関わらず、女性の藍染め職人さん達が何回も何回も良い色が出るまでトライしてくれました。
染料のインド藍

こちらが染料に使われるインド藍、ぷっくり膨れている部分は「藍の花」といって良い状態だと現れるそうです。
染料を混ぜる様子

こちらが藍染め工房内の一角。

良い感じにまぜまぜしています。

笑顔で作業する様子

そして染めています。いつも笑顔で染めてくれています。

そしていろんな工程を経て出来上がると。

完成したベビーモスリンブルー

こんな感じになります!

柄はプリントせずに絞りを入れて自然を表現しています。
(※現在、絞り柄のご注文は電話でのみ対応中です)

今度は染めた後のベビーモスリンを検査機関にお送りし、検査をしていただくと、

防臭性、紫外線遮断、摩擦に対しての数値が上がっていて、特に紫外線遮断(UVカット)はUPF評価値(紫外線対策の先進国オーストラリアの規格、遮蔽されていない肌(裸の時)に対する影響に比べて、布で影響を低減させている程度を示すもの)で、50+という数値。これは驚きの最高値です。検査機関の方曰く「世界のどこに対してもUVカットに効果があると言って良いでしょう」とのことでした。
更には染料の細かな繊維や成分が染色中に交わることでベビーモスリンがより柔らかく頑丈になっている。。!

ここまでくるとなんだか別の商品のようです。

白と比べて使用用途に特段の変わりはありません。

しかし、説明しにくいのですが「肌にしっくりくる」感がハンパなく高いです!
この感じは説明したくても使っていただかないとなんとも分かりにくいのですが、僕の文才の無さによる説明下手も上手く伝わらない要素の一つになっています。

これを纏(まと)うと、

ベビーモスリンブルーをまとう赤ちゃん

こんな感じです。可愛すぎます。

ちなみに白だと。

ベビーモスリンブルーをまとって、まるで羊のような赤ちゃん

羊です。これはもう羊の妖精です。

そんなこんなで出来上がったのが「BABY MUSLIN BLU(ブルー)」。
ベビーモスリンのニューフェイスですのでよろしくお願いいたします!

今回は「羊はかわいいです」というお話でした。

ありがとうございました!

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